新日本電工開発の蓄熱材料が超小型人工衛星に採用
新日本電工は25日、同社の高性能蓄熱材料が、関西大学の山縣雅紀化学生命工学部准教授らのグループが開発した超小型人工衛星の衛星用電源温度安定化デバイスに採用されたと発表した。 採用されたのは新日本電工が関西大学と共同で開発した二酸化バナジウム系蓄熱材料。宇宙環境の厳しい温度変化に対応できる蓄熱材料で、超小型人工衛星の電源に使われた。運用時の電力消耗を低減するとともに、電源を一定の温度範囲に維持できるため、安定した電源性能を発揮できることが評価された。 人工衛星用電源温度安定化デバイスを採用した超小型人工衛星は今後、実際の宇宙空間で実証実験に入る。