首相指名選挙 1回目投票は造反の動きなしでネット肩すかし?「つまらん」「裏金無所属も全員入れたと」
衆院選を受けた第215特別国会が11日、召集された。 衆院本会議での首相指名投票では、与党が過半数割れに追い込まれたため、1回目の投票では投票総数の過半数を獲得した党首はおらず、自民党総裁の石破茂首相と立憲民主党の野田佳彦代表による決選投票が行われた。 1回目の投票では石破氏が221票、野田氏が151票。ほか日本維新の会の馬場伸幸代表が38票、国民民主党の玉木雄一郎代表が28票、れいわ新選組の山本太郎代表が9票、共産党の田村智子委員長が8票、有志の会の吉良州司代表が4票、参政党の神谷宗幣代表、日本保守党の河村たかし代表がともに3票だった。 SNSでは各党の造反の有無に目を光らせるユーザーもいた。自公は215と、院内会派6人でちょうど221票。立憲は議席数148、院内会派含めた149で、投票は151票でプラス2。維新の38票、国民の28票は議席数通りだった。上位に造反はなかったとみられ、ネットには「何だつまらん造反票なしかよ」「各党造反ナシ 実につまらん」と、肩すかしを食らった?声もあった。 自公の造反なしには、「石破さん221票ということは自民から造反はなしか。裏金無所属も全員入れたと」「自民党から造反はなかったね まぁ今党を割ってもな」といった反応が。また「やっぱり自民誰も造反しないか。自民はもう終わりだ」と、逆に失望感を示す声もあった。 また玉木氏は、選挙当日の元グラビアアイドルとの不倫が報じられ、事実を認めて謝罪したばかり。投票への影響を心配する声も上がっていただけに、「国民民主党内の造反が居なくて良かった…」という書き込みもあった。 首相指名投票で決選投票となったのは史上5例目で30年ぶり。1994年、村山富市・社会党委員長と自民を離党した海部俊樹元首相による決選投票となり、村山氏が選出され、自社さ3党による連立政権が誕生して以来となった。