万博の参加国・地域と共同宣言採択へ BIE総会から帰国の吉村知事
パリで26日に開催された博覧会国際事務局(BIE)総会に出席した大阪府の吉村洋文知事と大阪市の横山英幸市長が28日に帰国し、来年4月に開幕する2025年大阪・関西万博で、161の参加国・地域との共同宣言を作成し、採択する意向を示した。 吉村氏は同日夜、関西国際空港で記者団の取材に応じ「社会課題を解決するために集まった世界各国と共同宣言を採択し万博のソフト・レガシー(遺産)として未来につなげたい」と述べた。 吉村氏によると、共同宣言はBIEのケルケンツェス事務局長が、総会に合わせて実施した日本側との会談で提案。吉村氏は今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿った宣言内容を想定し、実現に向けて国や経済界と協議を進めるとした。(山本考志)