EURO第1節のPOMの顔ぶれから見る各国リーグの勢力図。欧州5大リーグと肩を並べたのは?【EURO】
クラブ別ではマドリーとパリSGから最多の2人
現地時間6月18日、EURO2024のグループFの2試合が行なわれ、グループステージ第1節の全12試合が終了した。1節を消化した時点で強豪国は軒並み白星を重ねていて、唯一の番狂わせと言えるのは、ベルギーがスロバキアに0-1で敗れた試合ぐらいだろう。 【動画】POMを受賞した”トルコのメッシ”のスーパーゴール UEFAは今大会、各試合で最も活躍した選手を、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)として表彰している。開幕戦で開催国ドイツの攻撃を牽引したジャマル・ムシアラ、1ゴールでイングランドを勝利に導いたジュード・ベリンガムらビッグネームが順当に選出された。 全12試合のPOMの顔ぶれを確認すると、所属クラブ別ではレアル・マドリーとパリ・サンジェルマンから最多の2人。リーグ別では、さらに興味深いデータが見られた。プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アンという、欧州5大リーグからそれぞれ2人ずつ選ばれているのだ。 残る2人は欧州ではなくアジアから。23年夏にビッグネームが多く移籍したサウジアラビアのサウジ・プロリーグだ。攻守に絶大な存在感を発揮し、全盛期の輝きを見せたフランスのエンゴロ・カンテと、強烈なミドルシュートで先制点を挙げたルーマニアの主将ニコラエ・スタンチュの2人が受賞。それぞれアル・イテハドとダマクでプレーしている。 奇しくも5大リーグ+サウジリーグから2人ずつ選出されたPOM。“サウジ勢”は今後もEUROの大舞台で躍動するのか。第2節以降の顔ぶれにも注目したい。 <グループステージ第1節のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ> ※カッコ内は代表/所属クラブ ○ドイツ 5-1 スコットランド●:ジャマル・ムシアラ(ドイツ/バイエルン) ●ハンガリー 1-3 スイス○:グラニト・ジャカ(スイス/レバークーゼン) ○スペイン 3-0 クロアチア●:ファビアン・ルイス(スペイン/パリSG) ○イタリア 2-1 アルバニア●:フェデリコ・キエーザ(イタリア/ユベントス) ●ポーランド 1-2 オランダ○:コディ・ガクポ(オランダ/リバプール) △スロベニア 1-1 デンマーク△:クリスティアン・エリクセン(デンマーク/マンチェスター・U) ●セルビア 0-1 イングランド○:ジュード・ベリンガム(イングランド/R・マドリー) ○ルーマニア 3-0 ウクライナ●:ニコラエ・スタンチュ(ルーマニア/ダマク) ●ベルギー 0-1 スロバキア○:スタニスラフ・ロボトカ(スロバキア/ナポリ) ●オーストリア 0-1 フランス○:エンゴロ・カンテ(フランス/アル・イテハド) ○トルコ 3-1 ジョージア●:アルダ・ギュレル(トルコ/R・マドリー) ○ポルトガル 2-1 チェコ●:ヴィティーニャ(ポルトガル/パリSG) 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部