ノートルダム大聖堂が公開再開、火災から5年半 トランプ氏式典出席
Ingrid Melander Noemie Olive [パリ 7日 ロイター] - 2019年4月に壊滅的な火災に見舞われたパリのノートルダム寺院(大聖堂)が7日、修復工事を終えて約5年半ぶりに一般公開された。 860年の歴史を持つ大聖堂は、フランスで最も訪問者が多い観光名所とされる。火災では尖塔と屋根が焼失し、ゴシック様式の建物が崩壊寸前となる大きな被害を受けた。 修復には木工や石工、ステンドグラスなど熟練した何千人もの職人が参加し、昔ながらの手法を用いて5年余りにわたり作業を続けてきた。 大統領府によると、修復工事には世界中から8億4000万ユーロ(8億8200万ドル)を超える資金が集まったという。 7日夜の記念式典には各国の国家元首や政府首脳数十人が招かれ、マクロン大統領がトランプ次期米大統領やウクライナのゼレンスキー大統領、ウィリアム英王子などを迎えた。トランプ次期政権で政府効率化を主導するイーロン・マスク氏も出席した。 公開再開後は年間約1500万人が訪れると予想されている。 チケットはウェブサイトやソーシャルメディア、専用アプリで事前に無料予約でき、予約がない場合は並ぶ必要がある。