世界から引っ張りだこのダンサーはサウナとポケモンがお好き【王子様の推しドコロ】|JJ
(C)Nicholas MacKay クラシック作品とコンテポラリー作品どちらも踊られていますが、2つの分野のうちどちらが自分をより表現でき、ダンサーとしての個性を発展できると思いますか? ]「今の時点で答えられるのは、バレエのキャリアを重ねるほど、コンテンポラリー作品でもクラシック作品でも自分らしい表現ができるようになってきたということ。私の踊りの強みは正直さと怖さ知らずなところです。踊ることで自分自身を開き、見てくださる方と繋がることができる。そういう踊りでありたいと日々努力しています。 バレエって素晴らしい総合芸術。私の踊りはとてもマジカルでエキサイティング、そして少しだけロックンロール!なので、とても楽しいと思います」
(C)Nicholas MacKay 今後、挑戦したい役を教えてください。 「クラシックなら『マノン』と『オネーギン』。K-BALLET TOKYOの『くるみ割り人形』『シンデレラ』の王子様役もいつかはやってみたいと思っていました。若い時はなんとなく雰囲気でその役をやりたいと思うのですが、年を重ねていきダンサーとして成熟していくと、振付だけでなく、劇中の瞬間や、ストーリーの中の感情、ドラマに惹かれるようになってくると思うんです。『マノン』は独特の深い世界観があって、自分ひとりではなくカンパニーのみんなと、そして観客のみなさんと一緒に探求してみたいと思う作品です。 私は、踊りながらそして役柄をどう表現するかを考えながら、自分自身が誰であるか人生の探求を続けているのだと思います。そしてもっとバレエを広めたいと考えています。踊ることで人々を勇気づけたり、踊ることの尊さ、魅力を広めることが私の使命だと感じています」 多くの役を踊ってきた中で、共感する役はありますか? 「自分ぴったりという役は今も模索中ですが……。『ロミオとジュリエット』のロミオは、自分の気持ちに強く立ち上がり続けるという意味では共通点があります。闘う役柄に共感を覚えますね」 女性の役柄で魅力的だと感じる役はありますか? 「バレエ作品として役柄に惹かれるのは『白鳥の湖』のオデットとオディール。白鳥では美しさを、黒鳥では魅惑的なパワーを表現することができるから。個人的に魅かれるのは『ドン・キホーテ』のキトリかな。パートナー、音楽、ファッション、自分の好きなものを好きだと表現し、人生を楽しんでいるから。『シンデレラ』のシンデレラも、生まれながら美しい心をもち、自然体なところが魅力的ですよね」