洗濯機の「槽乾燥」はどのくらいの頻度でするのがいいのでしょうか?「洗濯乾燥」をしていたら「槽乾燥」はしなくてもいいの?
洗濯槽は洗濯後の水分が残っていたり、衣類の汚れが付着したりする可能性があり、黒カビが発生しやすい場所であると考えられます。 カビの生えた洗濯機で洗った洗濯物は清潔とはいえないため、定期的に「槽乾燥」をしている人もいらっしゃるでしょう。 本記事では、洗濯槽に黒カビが発生した場合の影響を始め、洗濯機の槽乾燥を行うべき頻度や、黒カビ清掃を業者に依頼した場合の費用相場を詳しくご紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
洗濯機の「槽乾燥」を行うべき頻度は?
洗濯機によっては「槽乾燥コース」があるため、定期的に行うことで黒カビを予防しましょう。槽乾燥を行うと温風が吹き出ている状態で洗濯・脱水槽を回転させるため、槽の裏側までしっかり乾燥させることが可能です。 「洗濯する際に乾燥機能も使用している」という人でも、槽の裏側まで乾燥させる槽乾燥は定期的に行う必要があると考えられます。頻度としては、週に1回は槽乾燥を行った方がいいでしょう。 ただし、ドラム式洗濯機の場合は洗濯運転終了後に毎回槽乾燥を行うことを推奨しているメーカーもあるようです。縦型洗濯機の場合は洗濯運転終了後、洗濯機のふたを開けて自然乾燥させることで、槽乾燥に代わりになります。 また、黒カビの繁殖をおさえる効果が期待できる「槽洗浄コース」を備えた洗濯機もあります。市販の衣類用塩素系漂白剤を使用して洗浄することで、洗濯槽を黒カビが発生しにくい清潔な状態に保つことが可能です。槽洗浄は2~3週間に1回のペースで行うと効果が期待できるでしょう。
洗濯槽に黒カビが発生するとどうなる?
洗濯槽に発生している黒カビを放置したまま洗濯を続けていると、カビが洗濯物に広がるおそれがあります。洗濯物にカビが付着していると、洗濯物を取り込む際や干す際などにさらにカビが舞い上がり、家中に広がってしまう可能性もあります。そうなると、洗濯槽だけの問題では済まなくなるでしょう。 また、カビはアレルギーの原因にもなります。人が吸い込むとぜんそくなどのアレルギー症状が出たり、最悪の場合、肺炎を起こしてしまったりすることもあるようです。特に、小さな子どもや高齢者は影響が出やすいといわれているため、洗濯槽の黒カビを普段から予防しておかなければなりません。