決算本格化を前に「日経平均型」銘柄の押し目買いが有効
アメリカを訪問した岸田文雄首相は、日本のハイテク分野への投資促進をアメリカ企業に呼びかけた(写真:ブルームバーグ)
4月12日の日経平均株価は前日比80円高の3万9523円で引けた。これから日本企業は決算発表シーズンを迎えるが、テック関連銘柄が堅調となるのではないか。 東証プライム市場の騰落レシオを見ると、4月下旬から底に入ってきそうだ(将来の値上がり・値下がり同数と仮定してシミュレーション)。また、TOPIX(東証株価指数)は四半期初(1・4・7・10月初)がボトムになりやすい傾向がある。 また四半期末(3・6・9・12月末)には自己株買いの自粛(5営業日)があり、年金のリバランス売りもある。これらに加えて、足元までは「期初の利食い」が強く出ていたと思う。現在と同様に株価水準がそれまでより高い位置にあった2023年7月のケースでは、7月12日まで相場が押した。今回もそれぐらいの日柄がかかっていたのかもしれない。
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木野内 栄治