「熱海温泉 毒饅頭」が復活 甘さ重視の「4代目」販売
地元の伝統文化や食材を再発掘する伊豆半島合同会社(静岡県熱海市)はこのほど、原材料費や人件費の高騰で2年間販売を休止していた「熱海温泉 毒饅頭(まんじゅう)」の販売を再開した。原材料や製造工程を見直したシリーズ「四代目」で、価格は1500円(2個入り)。同社が熱海市で運営する熱海ミニ横丁のみで販売する。 四代目は、ファンの声を取り入れ、これまでのシリーズよりもに甘さを強く感じる仕上げにしたという。 個数はこれまでの「小さな4個入り」から「大きな2個入り」に変更。商品を入れる桐箱表面には、書道家・武田双雲氏の書「熱海温泉 毒饅頭」が印字してある。 「毒」という名前の由来は、ドクダミを生地に練り込んでいることに由来する。2018年8月に初代を発売し、その後ドクダミの量を減らした「二代目」、冷製の「三代目」を販売。熱海の新名物として人気となったが、新型コロナウイルス禍に伴う職人減少や原材料費高騰の影響で22年8月、製造販売を休止。再開に当たっては、原材料や製造方法、製造コストなどを関係業者と協力して見直した。