北朝鮮兵、ウクライナ侵攻の最前線に…ゼレンスキー氏「プーチンのために死ぬ理由ない」 北朝鮮国民、派遣を知らされず?
■国防力を高める見返りに兵士を派遣
藤井キャスター 「前提として戦争中のため、それぞれの思惑を持って各メディアが発信していると理解しなければいけませんが、北朝鮮国内は、この現状をどう見ているのでしょうか?」 小栗委員長 「北朝鮮の政治外交が専門の慶応大学・礒﨑敦仁教授は、『北朝鮮の国民にはそもそも兵士がロシアに派遣されていることを知らせていない』と指摘します」 「北朝鮮は国防力を高める見返りに兵士を派遣していますが、国民がこの事実を知れば『息子がプーチン政権のために死ぬのは納得できない』と、さすがに内心では反発が起きるだろうと礒﨑教授はみています」 藤井キャスター 「今後はどうなるのでしょうか?」 小栗委員長 「小泉准教授は、引き続きロシアは北朝鮮兵も使って攻勢を強めるとみています。『トランプ政権が成立すると停戦圧力が強まるとロシアは考えていて、その前に占領地域を奪還しておきたいのでは』と分析しています」 篠原ともえさん(デザイナー/アーティスト『news zero』水曜パートナー) 「ゼレンスキー大統領の『北朝鮮の人がプーチンのために戦って死ぬ理由は1つもない』という言葉が戦争の理不尽さを物語っているなと感じました。つらい現実ですが、目を背けずにしっかり見ていきたいと感じました」 (12月18日『news zero』より)