松山英樹も参戦する来年1月開幕の新リーグ“TGL”。キーマンのひとりに単独インタビュー!
タイガー・ウッズとローリー・マキロイが発起役となって、来年1月に始まる新リーグ“TGL”。実は、先週のZOZOチャンピオンシップに合わせてTGLに絡む、ある人物が来日していた……。
その人物の名前はマーク・レヴ(Mark Lev)氏。フェンウェイ スポーツ グループ カンパニーが持つゴルフチーム“ボストン コモン ゴルフ”のCEOだ。このチーム名から、なるほど、と察した人がいるかもしれないが、ボストン コモン ゴルフは新リーグ“TGL”に属するチームのひとつで、松山英樹がメンバーに名を連ねている。
チームメイトは、ローリー・マキロイ、アダム・スコット、キーガン・ブラッドリーで、松山を加えた4人がボストン コモン ゴルフの選手。取材を申し込むとレヴ氏が快諾。早速インタビューとなった。 GD まずは、TGLというリーグについて、わかる範囲で教えてください。 レヴ 僕の知る限りでは、TGLを最初に発想したのは、(米国)ゴルフチャンネルの役員、マイク・マッカーリー氏。そのアイデアをタイガーとローリーに紹介したところ、2人とも興味をもって、2人がコーファウンダー(共同発起人)となりアイデアが広がり、このビジネスとして育っていきました。それが3年ほど前。 我々のもとへ打診があったのは2022年。地元のボストンで全米オープン(ザ・カントリークラブ)が開催された時に、我々とローリーの共通のスポンサーを通じて紹介されました。ローリーは小さなタブレットを使って、今作っているアリーナ(TGL専用のインドアスタジアム/SoFiセンター)の模型を見せてくれたり、チーム戦のルールや構想を語ってくれました。その時点で、とても興味深いイノベイティブなエンターテインメントになりそうだと興味を持ったことを覚えています。
GD 私の知る限りでは、フェンウェイ スポーツグループはMLBのボストンレッドソックスやサッカー・プレミアリーグのリバプールFCのオーナーということは知っていますが、御社とゴルフのつながりは? レヴ PGAツアーのTPCボストンで開催されていたドイツ バンク チャンピオンシップを2003年から2016年までサポートしていました。2年前にはLPGAとパートナーシップを結んでいます。フェンウェイ スポーツ グループにはゴルフのDNAがちゃんとあるんです(笑)。 その後、最初は6チームで開幕するという話が来た時に、我々が参加するならば、最初に声を掛けてくれたローリーのいるチームでやりたい、との条件を出しました。