松山英樹も参戦する来年1月開幕の新リーグ“TGL”。キーマンのひとりに単独インタビュー!
GD 今回の4人はどうやって決まったのですか? レヴ ローリーとチームを組むとなった時に、勝つためには、素晴らしい選手が欲しいのは当然のことですが、同時に、素晴らしい人間性を持つ選手を要望。その中でニューイングランド(ボストンのある米国北東部エリア)出身ということでキーガン・ブラッドリーをリクエストしました。そして、リーグからメンバーが発表された時には、ローリー、キーガン、アダム・スコット、ティレル・ハットンの4人に決まっていましたが、その後で、ハットンがLIVへ行くとなり、参加できなくなったので、もう一人をどうするか、となったタイミングで、ヒデキと仲の良いアダムから「ヒデキがいいのではないか」と提案がありました。もともと、TGLの構想ができた段階で、チーム編成も決まる前に、TGLは「興味ありませんか?」と、ヒデキへオファーはしていました。そういった流れの中で、今回のジョインとなったのです。
GD レヴさんの目から見て、松山選手の印象は? レヴ 初めて合ったその瞬間から素敵な存在だと感じました。謙虚で、素晴らしいゴルファーで、彼と話せば話すほど、同じファミリーで一緒に仕事をすべき人だと思いました。ヒデキが日本で有名なことは知っていましたが、実際に日本に来てみて、「こんなに有名なスターなのか」と改めて知らされました。そして、我々の目標は新リーグ初年度でチャンピオンを取ること。ヒデキ・マツヤマという素晴らしい選手がいることは勝つためにもすごく大事ですから。 最後に、日本のゴルフファンに伝えておきたいことがあります。ヒデキが加わる時に相談されたのは、「このリーグに自分が参加し、自分のプレーなどからビジネスとして収益を得たら、日本のゴルフ界、特にジュニアの育成に何かプラスになる方法を一緒に考えてほしい」ということでした。おそらく、ヒデキは心から自分の後進を継いでいく日本のゴルファーのことを考えているのだと思います。いま、どういう方法が有意義になるのか詰めているところです。
TGLの開幕戦は1月7日(火/米国日時)。以降、毎週月 or 火に6チームによるリーグ戦が進んでいき、3月末にプレーオフが行われてチャンピオンチームが決まる。ちなみに、TGLはPGAツアーとは無関係の独立リーグではなく、PGAツアーも出資していて、レヴ氏によれば「一心同体の新リーグ」とのこと。松山のいるボストン コモン ゴルフは1月27日(月)が初戦。U-NEXTで随時配信される予定だ。(10月29日17時16分 本文一部修正しました)
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