「彼のプレーはもっと楽になるはず」…マブスオーナーはトンプソンとチームのシナジーに期待
今オフ、13シーズンを過ごしたゴールデンステイト・ウォリアーズを離れ、新天地のダラス・マーベリックスと契約を交わしたクレイ・トンプソン。マブスはファイナルで敗れた昨シーズンのリベンジを見据え、4度の優勝を知るベテランガードをロスターに加えた。 【動画】昨季、トンプソンが披露したハイライトの数々! 先日、現地ポッドキャスト『Roommates Show』に出演したマブスの名物オーナー、マーク・キューバン氏はトンプソンの獲得に言及。「昨シーズンのファイナルを振り返ってみると、得点が止まってしまう時間があった」と語り始め、「(課題を解決するには、)オープンで3ポイントシュートを打つことが何より重要だ」と、改善の指針を述べた。 「もちろん、クレイが加わったことは非常に大きい。他のチームにとって、彼は40パーセントで3ポイントを沈めてくる相手だ。ゴールデンステイトでは、彼は常に動き回る必要があったし、モーションオフェンスではスクリーンとランニングの連続だった」 その一方で、マブスでは運動量の負担を少なくしつつ、トンプソンのシュート力を今以上に生かせるとコメント。ルカ・ドンチッチ、カイリー・アービングという優れたパサーを引き合いに出し、「コーナーでもいウイングでも、彼らのパスを受けてシュートするだけだ」と役割について述べている。「うまくいけば彼のプレーはもっと楽になるはず。我々はディフェンスをこなし、シュートを決める。そうすればチームに厚みが出るだろうね」。 昨シーズン、トンプソンは1試合平均9.0本の3ポイントを放ち、成功率38.7パーセントを記録。平均17.9得点とオフェンス力の低下は見られたが、キューバンが指摘したように運動量の負担を減らすことができれば、シュート精度やスコアリングも以前の水準を取り戻せるかもしれない。 デレック・ライブリー2世やダニエル・ギャフォード、PJ・ワシントンと、主力陣の成長にも触れながら新シーズンに期待を寄せたキューバン。2連続のファイナル進出、そして14年ぶり2度目の優勝に向け、トンプソンには効果的なパフォーマンスが求められるだろう。
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