【対談・近藤真彦×三原じゅん子】還暦を迎えた2人が語り合う“人生の転機”「いま思えば政治家の方が天職だったのかもしれない」
三原:実際にレースをやっているときの方が芸能界にいるときよりもずっと自分らしくいられたのだけど、さらに言えば、レースをやっているときより、いまの方がずっと自分らしくいられていると思います。 近藤:それはなぜ? 三原:レースの世界ってテクニックや体力面で、どうしてもかなわないなと感じることがあるんだけど、政治は信念さえ持ち続けていれば、必ず役に立てることがあると感じるんです。 ただ、政治の仕事も心がやられるというか、ボロボロになることがあるんですけどね。政治家になって15年も経つのに、いまだに「タレント議員」みたいなことを言われますしね。それは、私がもっと努力して乗り越えないといけないと思っています。 近藤:え! それ大変すぎない? ぼくは乗り越える必要はないと思うけどな。だって、乗り越えられないじゃん。たとえ乗り越えたとしても、すぐにまた別の山がやってくるし。乗り越えられないのに、乗り越えようとするとすごく疲れると思う。だからぼくだったら、あえて乗り越えないけどね。 ──芸能界も、SNS時代になって、炎上することが増えましたよね? 近藤:そうですね。相手にしないってわけじゃないけど、乗り越えることに体力を使いたくないから、何かそちらで言いたいことがあれば、言っていただいて結構ですっていう感じかな。まったく気にならないわけでもないけど、三原さんみたいに、ここで頑張ろう!という気持ちにはならない。だって、タレントだった過去はどうしても消せないんだから。 三原:そうよね。乗り越えないのか~。すごいね、さすがトップスターは違うな~。 ──近藤さんのいちばんの転機は20才でレーサーになられたことですか? 近藤:そうですね。そこでいろんな仲間とも出会えたしね。 三原:近藤さんは芸能界でトップを極めながら、レースという違う世界に飛び込んだことがすごいと思う。それでちゃんと歌手としても成功しているし、心から尊敬するわ。
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