ジャスティンパレスは昨年と同様に宝塚記念以来の実戦＝栗東トレセン、撮影・岩川晋也

＜栗東トレセン＞ 昨年のこのレースで2着だったジャスティンパレスは、今年も宝塚記念（10着）からの参戦という同じローテーション。22日は坂路を軽快に駆け上がった。花田助手は「フレッシュな状態で帰ってきて、変わらずきています。競馬の週という雰囲気が出てきて、スイッチは入ってきました」とうなずく。 GⅠ4勝目を狙うドウデュースは、CWコースでキビキビとした走りを披露。前川助手は「若いときは走りに荒々しいところもありましたが、今は毎回、同じフォームでブレたりしなくなりました。仕上がりもいいですよ」と完成期をアピールした。 ただ一頭の牝馬リバティアイランドは、落ち着きある走りで登坂。ドバイシーマクラシック（3着）以来となるが、軽やかな動きが目を引く。福永助手は「東京コースではGⅠを勝っていますし、ジャパンC2着の内容からも東京の2000メートルという条件が不得意だというイメージはありません」と力を込める。 宝塚記念3着以来のベラジオオペラはCWコースでの足慣らしから坂路へ。夏の暑さで仕上げには難しさもあったが、月野木助手は「今週の調整でいけると思います。（東京は）輸送も問題ないですし、イレ込んだりもしない。どこからでも競馬ができます」と万全を強調する。 ＜美浦トレセン＞ 札幌記念で重賞3勝目を挙げたノースブリッジは坂路でキャンター。「在厩でいつも通りの調整。以前より体がしっかりしたのが一番で、それに連れてメンタルにも余裕が出てきた感じ。食べた分が実になっていて、490キロ台半ばで出られそう」と杉木助手。 僚馬で毎日王冠2着のホウオウビスケッツも同メニュー。中尾助手は「前走は夏負けの影響もありました。使ったあと、思った通りに状態はかなり上がってきたし、体も幅が出て2歳の頃とは別馬のよう。メンバーはかなり強いけど、ここでも楽しみはある感じ」と急上昇をアピールする。 シルトホルンはコンビ復活となる大野騎手を背に坂路調整。「順調。中間は疲れも出ましたが、ここにきて上がってきています」と鞍上は納得の口ぶり。