韓国首相「国政安定と国民統合に協力を」=「非常戒厳」後初閣議
【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は10日の閣議で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「非常戒厳」宣言を巡る混乱について「韓国はこれまで多くの危機を偉大な国民の底力と統合の力で賢明に克服してきた」とし、「国会と政界、宗教界も国政の速やかな安定と国民統合に協力するよう切に訴える」と述べた。 韓氏は、現在の困難を克服するために国民は力と知恵を合わせてほしいとしながら、「政府は国民の意思のみに従い、国政の早期安定化のために全力を挙げる」と強調した。 また、「内閣はいかなる場合でも国家の機能が安定的に維持され、国政に一瞬の空白も生じないよう渾身の努力を尽くす」とし、「全ての公職者も大変な覚悟で責務を全うしてほしい」と呼びかけた。 閣議が開かれるのは、尹大統領による3日夜の非常戒厳宣言と翌日未明の解除以降初めて。 政府は8日、政局安定策を議論するために韓氏の主宰で臨時閣議を招集しようとしたが、非公開の閣僚懇談会に変更していた。
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