ラリージャパン2024、最終日にトップ独走のタナック選手がリタイヤ ヌービル選手がシリーズチャンピオンを確定し、 マニュファクはトヨタとヒョンデが僅差に
ラリージャパン2024のDAY4、最終日となる11月14日はSS17~SS21の5つのステージで戦いが行なわれる。日曜日はSuper Sundayと位置付けられ、土曜日までとは別にポイントを付与。日曜日に7ポイントさらにパワーステージで5ポイントと、最大12ポイントの積み増し可能性がある。 【画像】SS17でリタイヤしたオィット・タナック選手 Photo:Rally Japan ドライバーチャンピオンは、ヒョンデのオィット・タナック選手、ティエリー・ヌービル選手の両方に可能性がある。DAY3土曜日の終了時でタナック選手が最終戦をリードしており、それをポイント上位にいるヌービル選手が追い上げる状況にあった。 一方メーカーチャンピオンであるマニュファクチャラーズチャンピオンについては、DAY3土曜日までの獲得ポイントで、ヒョンデ550ポイント、トヨタ539ポイントとなり、最終戦前の15ポイント差が11ポイント。つまり、ヒョンデが少し積み増すだけで、ヒョンデのマニュファクチャラーズチャンピオンが決まる状況だった。 今シーズンのルールでは、土曜日までのポイントについては日曜日にリタイヤしない限りという条件がついており、土曜日までトップを走っていたタナック選手の走りを見ている限り日曜日も同様の走りをしていくものと思われた。 ところが最終日、最初のSSとなったSS17 Nukata 1でのゴール寸前、タナック選手はクラッシュ。リタイヤとなってしまった。 これにより最終戦の結果をまたずにティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ組がドライバーズ・コドライバーズチャンピオンを確定。ヌービル選手は念願のドライバーズチャンピオンを初めて獲得した。 同じく変動があったのがマニュファクチャラーズチャンピオン。土曜日までのタナック選手のポイントがなくなったことにより急接近。暫定ポイントでSS17終了時は、トヨタ554ポイント、ヒョンデ552ポイント。SS18終了時点は、トヨタとヒョンデが同点の553ポイント。最後までまったく分からない状況となった。 SS18終了時点で、1位 エルフィン・エバンス/スコット・マーティ、2位 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ、3位 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア、4位 勝田貴元/アーロン・ジョンストン。
Car Watch,編集部:谷川 潔