「怖い話×お酒」でホラー漫画の新ジャンルに挑む!?“ほん怖”脚本家が紡ぐ超リアルなストーリーにゾッ!!「丑三つ時、コワい話はこのBarで」原作者に制作秘話を聞いた
「怖かったら一杯無料」を謳い文句に、実話ホラーを語ってくれる客を待つ、スナック店主兼シナリオライターのエミ。霊感ゼロながらも、なぜか彼女の元には続々とコワイ話が集まってくる…。そんな珠玉の“コワイ話”を1話完結で展開していく漫画「丑三つ時、コワい話はこのBarで」。そこにつづられているストーリーは、実際に起きた実体験エピソードがもとになっているというから驚きだ。 【漫画】第1話「呪われた絵」前編を読む 今回は、第1話「呪われた絵」の前編を紹介するとともに、原作者の穂科エミさんに話を伺った。 ある日、エミの店に街で有名な老舗ゲイバーの美和ママが「とっておきの話」を持ってやってきた。実話ホラーのネタを集めていると聞いてやってきた美和ママは、ある風景画にまつわる話を語り出す。想像もつかない恐ろしさとその結末に一同は…!? ■「実体験がもとになってるって本当!?」原作者に話を聞いた 今回は、漫画「丑三つ時、コワい話はこのBarで」の原作者であり、フジテレビ「ほんとにあった怖い話」や「呪怨 THE LIVE」の脚本家でもある穂科さんに、本作の制作秘話などを聞いた。 ――「丑三つ時、コワい話はこのBarで」のストーリーは実体験エピソードがもとになっている…というのは本当でしょうか? はい。普段から怖い話の体験談を聞くのが好きで、いろいろ聞いているうちに集まった話をもとに構成しています。 ――怖い話はどうやって集めていらっしゃるのでしょうか? もともと私自身がホラー、特にジャパニーズホラーが大好きで、小さいころから片っ端から観ていました。そんなこともあり、ホラーが常に身近にあるものというか、どこにいても自然と怖い話が集まってくる環境にいるみたいです。 ――怖い話を好きになられたきっかけは? 母親が霊感が強く、独身時代に体験した話を子守歌のように聞かされていました。それがきっかけでホラーに対する抵抗がなく育ち、好きになったんだと思います。私の小さいころは「あなたの知らない世界」など、ホラー系のテレビ番組がたくさんあったので、興味を失うことがない環境にいましたね。ちなみに今、ほぼ毎年描かせていただいている「ほんとにあった怖い話」も、とても楽しみしている番組でした。 ――ストーリーのなかでお酒が出てくるのも本作の見どころのひとつだと思いますが、穂科さんご自身もお酒がお好きなのでしょうか? 無類の酒好きです(笑)。物語の舞台がbarなので、それなら毎回お酒を紹介する描写があったほうがおもしろいのではないかと思い、その構成でお願いしました。『ホラー×お酒』という新しいジャンル?かどうかはわかりませんが、そのあたりも意識しながら物語を紡いでいけたらいいなあと思っています。 実体験エピソードがもとになっているということで、“本当にこんなことが!?”と考えながら読むと、より一層怖くて惹き込まれる「丑三つ時、コワい話はこのBarで」。近々、書籍が発売予定ということで、そちらもお楽しみに! 取材協力:穂科エミ(@hbdg1999)