Microdot、親の借金騒動も…新たな活動を予告「乗り越えた人として記憶されたい」
Microdotが「乗り越えた人として記憶されたいです」と語った。 bntは最近、新しいアルバム「DARKSIDE」を発売し、活動を再開したラッパーMicrodotのグラビアを公開した。 彼はグラビア撮影後に行われたインタビューを通じて、近況と共に12月にシングルを発売することを伝えた。 近況を聞くと、彼は「音楽活動をしてアルバムを発売して過ごし、人に音楽を作ってあげたりしました。そして、YouTubeチャンネル『ミューズダイアリー』のミューズアーティストトークというコンテンツにも出演しています」と話した。 Microdotは自身のSNSアカウントを通じて、12月のシングル発売を予告した。彼は新曲について「見た目は強く見えても、弱い面があるじゃないですか。今回の『Not A City Boy』は隠さないでもっと自身を表現しろという意味を込めた楽曲です。フィーチャリングはAnandelight、PEAKER STUDIOチームと共に、誰も撮ったことのないロケ地で撮りました。正統派ヒップホップなのですが、色も華やかなミュージックビデオを準備しました。演出もありますし、芸術的な部分に集中しようとしました」と説明した。 Mnet「SHOW ME THE MONEY4」に出演してからかなり時間が経った今、他のサバイバル番組に出演したいと思ったことはあるかという質問に彼は「どのような番組なのかによって違うと思いますが、ライバル番組なら可能性があります。長い間一人で過ごしてきましたし、また人々と仲良くなっている僕は人に会うのが大好きです。これまで会えなかったこの業界にいる人たち、そして新しい人たちとも挨拶できる機会じゃないですか。音源もたくさん出したので、サバイバル番組に出たら面白いんじゃないかと思います。体質に合うと思います」と答えた。 番組を通じてどのような姿を見せたいのかと聞くと「『ああ、上手だね』と(言われたい)。サバイバル番組に出演して、いい人柄を見せる必要はないと思います。純粋さが好きで飾らないミュージシャンの姿をお見せしたいです。その他の面白さやドラマは、自然に出てくればそれでいいと思います」と率直に答えた。 人生や音楽においてスランプはなかったのか、あったらどのように乗り越えたのかについては「人々が皆知っているあまりにも致命的で強制的なスランプがあるじゃないですか」とし「現実とぶつかるしかないです。そうでなければ、行っていた道を再び歩けなくなります。多くの宿題や壁がありますが、あきらめず情熱をもって、誠実にしていけば、ドアが一つずつまた開くのではないでしょうか。僕にはそうでした」と付け加えた。 最近どう過ごしているかと聞くと「再び自由に釣りにも行きますし、僕が一緒に音楽をやりたかったと思った人々と音楽も再開することができました。しばらくは音源流通会社も僕の音源を流通してくれないなど、つまったところがとても多かったのですが、本当に時間が経つほど一つずつ全て解決してとてもよかったと思います。時間の問題だと思います。その中で僕がミスしなければ、そういうのは当然のことなのですが、今のようにずっと叩いてみたらすべてのドアが開きそうな気がします」と打ち明けた。 自分が見た本人はどのような人なのかという質問には「傷だらけの人。弱いけれど、ただ一生懸命に生きる人。僕自身と戦う一日を過ごす人だと思います。人間関係であれ、芸術面であれ、すべての面でさらに成長するため目標を大きくして一生懸命に歩いていく人です」と自身を振り返った。 それから普段の趣味について「イム・ヨンウン兄さんと得点王争いをしているリーグがあって、サッカーをしていますし、幼い頃からやってきた釣りを今も愛しています」とし「ジム、サッカー、釣り、音楽制作だと思います」と語った。 今後の計画について「12月にシングル『Not A City Boy』を発売して、年末に本当にありがたくもイベントに出演する機会があったり、再びステージに立てる機会が与えられたら、そうしたいです。来年春頃にはアルバムを発売する予定です」とし「僕もラップより歌をもう少し歌ったりしましたし、一緒に作業したいと思っていた方々とコラボレーションをたくさんしてかなり期待しています。リスナーの方々にも気楽にストリーミングできる大衆的な音楽を発売する考えです」と予告した。 最後に、彼にどのような歌手として人々に記憶されたいのかと聞いた。彼は「『どのような状況でも乗り越えたんだ』という感じで『乗り越えた人』。そして再び成功した時、僕にあったことを忘れずそのまま記憶して『でも、すごく素敵な人になったんだ』という風に記憶に残りたいです」という答えで余韻を残した。 Microdotは今年、活動を再開し、5年ぶりにカムバックした。多数の楽曲を発売し、MBC「私は一人で暮らす」、チャンネルA「都市漁師」などバラエティ番組に出演し、音楽ファンと視聴者に愛された彼は2018年、両親の借金騒動により活動を中断した。 彼の両親は1990~1998年まで、忠清北道(チュンチョンブクド)堤川(チェチョン)市で、親戚や近所の住民ら14人から総額で約4億ウォン(約4,400万円)を借りたまま返済せず、1998年にニュージーランドに逃走した疑いが持たれた。裁判所は詐欺、背任などの疑いのある父親に懲役3年、母親に懲役1年の実刑を言い渡した。彼の親は服役後出所し、ニュージーランドに追放された。 Microdotは両親の借金を息子として代わりに返済した。親が服役を終え、返済の法的義務は消えたが、道義的な意味で被害者を一人一人訪ねて返済を約束し、これを履行した。
ファン・ヘジン