久保建英は初戦不出場 ヨーロッパリーグに全力投球できないそれぞれのクラブ事情
アスレティックは現在、CLで戦っていても遜色ない戦力を誇る。ユーロ2024で大車輪の活躍だったニコ・ウィリアムズを擁し、兄のイニャキ・ウィリアムズとのパワースピード全開のコンビは見ものだろう。ユーロ2024優勝のスペイン代表守護神ウナイ・シモンは現在ケガで不在だが、センターバックのダニエル・ビビアンもユーロで堅実なプレーを見せた。オイハン・サンセト(ケガで離脱中)はバスクが生んだファンタジスタだ。 初戦のローマ戦(現地時間26日)は、決勝で相見えてもおかしくはないカードと言える。 伏兵は、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるトルコのフェネルバフチェだろう。39歳のエディン・ジェコ(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)、35歳のドゥシャン・タディッチ(セルビア)など老練な名手を擁する。はたして、名将モウリーニョの神通力は健在か。 消耗感が増したELの新方式だが、独特の"難しさ"を制して生き残ったものが王者になる。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki