25年後の自分が見られる!? 万博「大阪ヘルスケアパビリオン」の建物が完成 「人間洗濯機」や「未来のメガネ」 期待膨らむ技術が続々
去年4月の工事開始から約1年半。ようやく「大阪ヘルスケアパビリオン」の外側部分が完成し、23日に内覧会が開かれました。
建物は大きな屋根が特徴で、鳥の巣のような細かい骨組みがみられます。 骨組みの外側には薄い膜のようなものが張られていて、その上を水が流れています。水は屋根の切れ目から下の水盤に落ちていく設計です。 建物に近づくと、せせらぎに近づいていくような印象をもちます。 ここで使われている水は環境への配慮から、雨水を再利用しているということです。
中に入ると、建物の大きさを感じます。 壁には大阪府内で採れたヒノキが使われていて、ヒノキ風呂を思い起こす落ち着いた香りが漂います。 建物の高さは20mあり、らせん階段は人間の遺伝子構造をデザインに採用したということです。
25年後の自分の姿が見られる!? 「ヘルスケアパビリオン」
「ヘルスケアパビリオン」内には「カラダ測定ポッド」という体験スポットができる予定です。ブースに入り身体をスキャンをして、肌年齢、髪の状態、目の状態、骨の密度などをデータとしてとります。 そのデータを取ると、25年後の自分を見ることができます。 内装はまだ完成しておらず、来年の3月中旬を完成の目標としています。
1970年万博の目玉がバージョンアップ 「人間洗濯機」が今回も
シャワーヘッドミラブルでおなじみのサイエンスは、万博に向け未来の‘人間洗濯機’を開発しました。 (島田大記者)「非常にリラックスできて、この椅子の角度がまたいいですね。これは一刻も早く実現してもらいたいと思います」 (サイエンスホールディングス 青山恭明社長)「私は小学4年生のときの70年万博でサンヨー館さんで見た人間洗濯機に感動しました。絶対に未来型の人間洗濯機を出して、今の本当に子供たちに、あのときの僕のようにね、うわーなんやこれってびっくりさせてやろうって」
半世紀を経て再び登場したものは、大きく進化しました。 背中にあるセンサーが、入浴している人の年齢を判断し、その人に合った水流を流してくれると言うことです。 若い人の悩みに多いニキビや吹き出物、年配の人に多い乾燥肌などの悩みが解消できるかもしれません。