仙台に大敗の川崎ブレイブサンダース、注目ルーキー米須玲音が語るリベンジへの決意「自分が入った時に流れを作らないといけない」
「入りから気持ちで相手に負けてしまったのが一番の敗因」
1月4日、川崎ブレイブサンダースはホームで仙台89ERSと対戦。立ち上がりから仙台の強度の高いプレーに後手に回り、そのまま盛り返すことができず61-82で大敗を喫した。 川崎は序盤から、仙台の前からの激しいプレッシャーディフェンスと徹底したハッスルバックで、持ち味であるトランジションを防がれる。仙台の好調は第2クォーターも続き、このクォーターだけで4スティールを奪うなど、堅守からの走る展開でイージーシュートの機会を多く作り出す。3ポイントシュートも高確率で沈められた川崎は、29-46と大きく突き放されて前半を終える。 後半も仙台が主導権を握る展開は変わらず。川崎は何度かトランジションから得点を挙げて巻き返しを狙うも、ネイサン・ブースを軸に効果的に得点を重ねた仙台が、第3クォーター終了時点で22点の大量リードを奪う余裕の展開で楽々と逃げ切った。 川崎のロネン・ギンズブルグヘッドコーチは、「今日は試合を通して自分たちのやりたいことが全くできなかったです」と完敗を認め、メンタル面で大きな問題があったと語る。 「仙台さんのほうが今日の試合に勝つ意思が強かったです。相手はディフェンスでしっかりプレッシャーをかけ、オフェンスではアグレッシブにアタックしていました。自分たちはその逆で全くできていなかったです。戦術うんぬんの前に意志の弱さが出たと思います」 川崎の注目ルーキー米須玲音はこの試合、16分17秒出場で2得点も4アシスト3スティール。大敗のチームにあって存在感を示した。だが、本人にとっては反省しきりの試合だった。「入りから気持ちで相手に負けてしまったのが一番の敗因だと思います。最終的には点差も離されて、悪い流れで終わってしまったのは良くなかったです」 こう試合を総括した米須は、「自分も気持ちのところで負けてしまいました」と悔いる。「もっと気持ちを作って試合に入っていれば、こういう展開にはならなかったです。自分が交代で入って流れを作らないといけないと思いながらプレーしていますが、今日はアシスト、トランジション、得点のところでやりきれなかったのが反省です」