生え抜きのギャラガー売却はやむを得ず…チェルシー指揮官がワンクラブマン減少を悲嘆「イタリアにはトッティがいるのに、残念だよ」
「個人的な意見としては、ワンクラブマンが見たい」
チェルシーのエンツォ・マレスカ新監督が、プレミアリーグのあり方に疑問を呈した。英紙『Mirror』が伝えている。 【PHOTO】2024年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介! 名門復権を目ざすチェルシーは大型補強を続けており、その分クラブを去る選手が少なくない。今夏もチアゴ・シウバが契約満了で退団し、母国ブラジルへ帰還したほか、アカデミーから在籍するコナー・ギャラガーのアトレティコ・マドリー移籍も決定的となっている。 ギャラガーは生え抜きの代表格なだけに、多くのファンが悲嘆に暮れるなか、マレスカ監督は「これはチェルシーの問題ではない。ルールだ」と断言。「今現在、全てのクラブがアカデミー出身の選手を売却せざるを得ない。プレミアリーグの全クラブの問題だ」と訴えた。 「クラブの意図はアカデミー出身の選手を売却することではないと思う。しかし、最終的にはルールでそうせざるを得ないのだ。我々だけでなく、プレミアリーグの全てのクラブがそうなんだ」 近年、ワンクラブマンは減少傾向にある。44歳のイタリア人指揮官は、ローマ一筋で活躍したフランチェスコ・トッティ氏の名を挙げ、時代の変化を嘆いた。 「イタリアには20年同じクラブに在籍したフランチェスコ・トッティがいるのに、残念だよ。ワンクラブマン――。それは私たちフットボール界で愛してやまないもので、ファンもそれを望んでいる。でも今と昔ではルールが違う。全てのビッグクラブが選手を買おうとしている。もっとお金をかけるクラブもあれば、もっとお金をかけないクラブもある。私の個人的な意見としては、ワンクラブマンが見たいのに、ルールが違うので残念だ」 古き良き時代を知るマレスカ監督は、残念でならないようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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