<土屋太鳳>「本能的な母性をイメージして演じた」 新感覚サスペンス・スリラー「マッチング」
映画「マッチング」(内田英治監督)で主演を務める俳優の土屋太鳳さん。マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた恐怖を描く新感覚サスペンス・スリラーで、土屋さんは“恋愛音痴”なウエディングプランナー・唯島輪花を演じている。「この作品を通して、人の本質を見つめることの大切さ、人間関係を繋ぐことの大切さを改めて見つめてほしい」と語る土屋さんに、今作の撮影で感じたことを聞いた。 【写真特集】背後に忍び寄るのは? 撮影現場での土屋太鳳も! 注目カット一挙公開!!
映画は、内田英治監督が原作、脚本を務めるオリジナル作品。仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花は、同僚の尚美(片山萌美さん)の後押しでマッチングアプリに登録をすることに。勇気を出してデートに臨んだ輪花の前に現れたのは、プロフィルとは別人のように暗い男・吐夢(佐久間大介さん)だった。
その後も執拗にメッセージを繰り返し送る吐夢に恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山(金子ノブアキさん)に助けを求める。そんな中、“アプリ婚”した夫婦が惨殺される事件が連続で発生する。被害者たちは、輪花の勤める結婚式場で式を挙げていることが判明し……と展開する。
--本作のオファーがあったとき、率直にどう感じましたか?
「ミッドナイトスワン」を拝見していたので内田監督とはずっとご一緒したいと思ってきましたし、佐久間さんは18歳のときに舞台を拝見してすごく感動して以来、ずっとご活躍を拝見してきたので、お話をいただいたときは『せひ!』とすぐお答えしました。
ただ、内容的にはすごく難しいなと感じました。マッチングアプリを開発したり利用している方々には誠実に向き合っている方々がいらっしゃるので、マッチングアプリのどんな面に焦点を当ててサスペンスにするのか、それをちゃんと理解して演じないと偏見のような内容になってしまう気がしてその解釈は丁寧にしたいなと思いました。
--脚本を読んだときの最初の印象を教えてください。