松本人志がいない今は「哲学的に…」 ザコシが24年のお笑い界を振り返る 粗品・アンゴラ村長にも言及
■「ネタなんて適当にやってるよ」って言いつつ陰でやるっていうのがええんです
――「芸人は笑いのことだけ考えろ」っていう姿勢は本当に一貫していますね。 (ビート)たけしさんだって私生活のことをあんまり言わないじゃないですか。僕はそれに倣っているんです。「おねぇちゃんがよぉ」みたいなことは言いますけど、「今日、ネタ作った」とか言わない。芸人がそれを言ったらアウトだと思ってるから。そんなの言うのって、ネタ作って「すごいな」って言われたいってことじゃないですか。 「ネタなんて適当にやってるよ」って言いつつ陰でやるっていうのがええんです。「一生懸命ネタを考えてます」とか、SNSに書いて、「いま一生懸命やってはるんだな」って思われないほうが絶対にいいから。何を評価されたいんだっていう。 アイドルとかタレントだったら別にいい。「今からロケ行ってきます」とか。(少し考えて)それもちょっとムカつくか(笑)。「今から行ってきます」には「頑張ってね」しか言えない。「頑張ってね」がほしいポストじゃないですか、ああいうの見たらムカつきます(笑)。 ――笑いの求道者とも言えるザコシさんですが、新たな冠番組『冠ザコシの冠冠大冠』も笑いを追求した全5回になりそうですね。どういうところを見てもらいたいですか? 全国ネットの番組とかだと、僕なんかスポット的な出演になるじゃないですか。スポット参戦で「ザコシ、ザコシ」って。僕が「ワー!」ってやって、場をかき回してハケていくっていう感じだけど、冠番組ではまったりMCなんかもやってるから、そういう感じも見てほしいです。「こんなこともできるのか」っていう。 現状、5回ですけどその先も続けたい。全国ネットの番組もやりつつ、静岡で冠番組もやっていくっていうのは芸人としても強いと思うので。前も言ったけどTVerでも見られるからみんなシュシュッと見てや! はりうっどざこししょう 本名・中澤滋紀(なかざわ しげき)。1974年2月13日生、静岡県清水市(現・静岡市清水区)出身。趣味:ゲーム全般(ファミコン)・音楽鑑賞(テクノ)・スポーツ(プロレス)、特技:イラスト・ものまね(誇張)。ソニー・ミュージック アーティスツ所属。 『R-1ぐらんぷり2016』優勝。21~24年にかけ、同大会審査員を4年連続で務める。Amazonプライムビデオ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』3度優勝。 MBSラジオ『アッパレやってまーす!』、AuDee『逆襲ザコシのチョゲチョゲPARK』出演中。 話題の政治家・俳優・女優・芸人など、独自の視点で体現する、やりつくされた○○・誇張しすぎた○○のものまねは、老若男女問わず支持を獲得。その個性芸は他の追随を許さず、テレビ・舞台などで幅広く活躍。冠番組『冠ザコシの冠冠大冠』がSBS(静岡放送)で11月30日から始まった。
ピンズバNEWS編集部