松本人志がいない今は「哲学的に…」 ザコシが24年のお笑い界を振り返る 粗品・アンゴラ村長にも言及
■松本人志不在に「いなくなるのは寂しい」
――霜降り明星・粗品さん(31)の「1人賛否」はどう見てますか? 宮迫博之さん(54)や木村拓哉さん(52)など攻めまくりで、物議を醸しましたが。 めちゃめちゃ好き。粗品以外はあんなことできないから。他の芸人ができないことをやるのが一番いいと思う。昔はいい子ちゃんぶっていたし、ベビーフェイスでしたけど、今はヒールに転向してかなりいいです。自分の笑いに突き進んでるっていう感じがする。 ベビーフェイスだとやっぱり良いことを言わないといけない。嫌われないことを言って、いざ裏で悪いことをしていたらすげぇ叩かれて炎上する。だったらヒールでやっていたほうが絶対に楽です。 ――ダウンタウンの松本人志さん(61)との飲み会に参加していたたむらけんじさん(51)がアメリカから日本に帰国しました。 それは……大したニュースじゃない(笑)。松本さんのことで、海外でもラジオなんかで戦ってましたよね。僕も炎上したときにたむけんから電話かかってきて「大丈夫か、おまえ?」って。 ――心配してくれたんですね。 同期やし。そういう優しいところがある。でも昔は嫌いだったんです。大阪時代、あいつすごい「キャーキャー」言われていて、僕には「おまえ、まだそんな芸やってんだ」とか言うんです。それがコンビ解散したらこっちのフィールドにやってきやがって、あんまり好きじゃなかったんですけど、『ドキュメンタル』で絡んだときぐらいからちょっと好きになりました(笑)。 ――割りと最近ですね。 久しぶりに絡んだんですけど、あいつはあいつで突き詰めてお笑いをやっているし、『ドキュメンタル』の絡みはなかなか嬉しかったね。 ――2024年のお笑い界最大のニュースといえば、どうしてもダウンタウン・松本さんの件だと思いますが。 被害を訴えている人がいるから上手く言えないですけど、こっちは松本さんと絡みたくて、お笑いをやってるから。やっぱりいなくなるのは寂しいです。僕は一定の間隔で松本さんと絡むんです。で、松本さんと一緒になるとピリッとするし、こっちも「生半可なことできねーな」って思いで挑むし。 1個の指標というか。それがないっていうのはちょっと考えちゃいます……。松本さんがいない今は、普通にオファーをもらって、普通に現場に行って、普通に家に帰ってきて「今日つまんなかったなー」ってなったり……なんとなく哲学的になっちゃったりもする。 もちろん、松本さんばかりじゃないです。自分なりの目標っていうのもあるし、「松本さん、松本さん」ばかり言っていると、松本さんを超えられないから、あんまり考えないようにはしてるけど。 ――『M-1グランプリ』にも松本さんは不在でした。 松本さんがいるといないのじゃ全然違うでしょ。松本さんに認められたM-1チャンピオンと、松本さんがいない中で優勝したM-1チャンピオンじゃかなり違うと思います。ただ、松本さんがいない中でも頑張らないといけないな、っていう気持ちはあるね。