【日本ハム】新庄監督“瞬間的な強さ”警戒「育成重視の雰囲気ある、逆に怖い」25日から西武戦
日本ハム新庄剛志監督(52)が、25日から2連戦を戦う西武を警戒した。「今の(西武の)状況はうまくいっていないので、僕の(監督就任)1年目(22年)みたいなね、育成(重視)でいっているような雰囲気があるので、逆に怖い」。 2年前はシーズンを通して「トライアウト」と位置付けて戦った新庄監督。チーム全体の潜在能力の発掘に努めた1年で、故障者以外の支配下選手は全員1軍でプレーさせた。成績こそ最下位だったが、チャンスを得た選手らが勢いに乗った時の“瞬間的な強さ”は、身をもって知っている。 この日は西武と巨人の間でトレードも発表された。選手のアピール合戦が活性化する起爆剤にもなり得るムーブメントでもある。「まだまだたくさん試合あるし、渡辺監督(代行)もね、全くあきらめてないと思う。何が起こるかわからない。(プロ野球は)みんなうまい選手がいる世界なので」と警戒心は高まった。 西武2連戦後は、28日から10ゲーム差で追うソフトバンクと本拠地で3連戦。「気を抜かないように。まあ抜くことはないんですけどね」。しっかりとした戦いで西武に勝ちきって、首位との直接対決へ向かう。【木下大輔】