「二の舞を避ける」ドイツW杯では選手の妻や彼女がフォーカスされたイングランド、同じドイツ開催のユーロ2024では反省をいかし郊外のホテルが候補に
ユーロ2024での初優勝を目指すイングランド代表が大会中に過ごす拠点が決定に近づいているようだ。イギリス『サン』が伝えている。 【写真】見たらびっくり!想像以上の郊外にあるゴルフリゾート・ヴァインマーラー・ラント ユーロ2020では、決勝まで進出しながらもPK戦の末にイタリア代表に敗れ、準優勝に終わったイングランド。またしてもユーロでの初優勝は果たせなかった。 その前回大会に続きガレス・サウスゲイト監督が指揮を執るイングランド。予選でのパフォーマンスはあまり良くなかったものの、しっかりと無敗で首位通過を決めている。 ユーロ2024は2024年の6月から7月にかけてドイツで行われるなか、イングランドは大都市の喧騒から離れた場所を拠点に選んだようだ。 『サン』によると、イングランドが選んだのはハンブルクやベルリンのような都会ではなく、ブランケンハインという町に近いゴルフリゾート・ヴァインマーラー・ラントという5つ星ホテルだという。 代表チームの招致を目的に2021年に建設された同施設には、最先端のジム、ウェルネスセンター、スパに加え、トレーニング用のピッチが1.5面用意されている。 また、レジャー施設も充実しており、スヌーカー(ビリヤード)、テーブル・フットボール、卓球があり、ランニングマシンやEバイクもあるそうだ。 さらに、サウスゲイト監督がビデオ分析やミーティングのために使える会議室はもちろん、7つのレストランも兼ね備えており、一般で宿泊する際には、1泊300ポンド(約5万5千円)前後の料金がかかるという。 過去には、ブレーメン、レンジャーズ、QPRなどがこのリゾートでトレーニングキャンプを実施。また、ドイツ『ビルト』によると、ラルフ・ラングニック監督率いるオーストリア代表もこのホテルを狙っていたようだ。 イングランド代表のドイツで国際大会と言えば、2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)。チームは準々決勝でポルトガル代表に敗れていた中、選手たちの妻や彼女たちが豪遊する姿などが報じられ、「WAGs」という造語まで作られていた。 『サン』によると、サウスゲイト監督は「私はあの大会には参加しておらず、あの時どうだったのかは分からないが、私たちは選手たちと素晴らしい関係を築いている」と濁していたものの、ドイツW杯の二の舞を避けたいはずとのこと。そうした思惑もあって今回のチョイスとなったのかもしれない。
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