【バレー】埼玉上尾・黒後愛「移籍して初めてのホームゲームでガチガチに緊張した」東レ・大崎琴未「連続でミスになってしまう普段負けるパターンが出た」V1女子会見
大久保茂和監督(埼玉上尾)
●大久保茂和監督 北陸地方で(能登半島地震による)予断が許さない状況が続いている中で少しでも私たちがパワーを送ることができたらいいなと思って取り組んできました。 地元上尾でたくさんのバレーボールファン、メディックスファンの皆さん前で勝利をお届けすることができて大変嬉しく思っています。 ――ロゾ(サラ)選手に代えて目黒(安希)選手をスターターで起用したこと、評価について。 大久保:1レグを8勝3敗で終えて、バレーボールの構造上レフトのエースにボールが集中するのは仕方のないことです。 (アウトサイドヒッターでレフトの)サラロゾと佐藤優花チームが苦しい時にどうしてもトス(セット)が集中する中で1レグを終えました。 これから2レグ、ファイナルを見据えた時に目黒、佐々木(海空)が控えでスタンバイしてくれていますけども、その彼女たちの出場機会を確保することがさらに上を目指すために必要と思い起用しました。 評価は100点じゃないですか? アタックの中では技も見られました。 ディフェンスで粘り強く特にヌワカロール(シルビアチネロ)選手に対してディフェンスをしてくれ期待通りの活躍だったと思います。 ――黒後(愛)選手をレセプション(サーブレシーブ)をするオポジットとして起用するメリットは? 大久保:1レグは仁井田(桃子)がチームのサーブレシーブとライトからの攻撃で支えてくれていました。 もちろんその活躍がありきではありますが、黒後が入ることによって特にライトからの攻撃の破壊力を期待しています。 また、チームの攻撃陣の厚みが増すことを期待しています。 ――ディフェンス面の評価について 大久保:とても良かったと思います。 というのも昨年の年末に元ウルフドッグス名古屋の古賀幸一郎さんに練習来てもらってディフェンスを鍛えてもらいました。 それが本当にわかりやすい言葉で選手に伝えてくれて、選手もこれならやってみようと一生懸命取り組んだ成果が、先週、今週と非常に粘り強いディフェンスに繋がっていると思っています。 ――どのあたりが良くなったか? 大久保:所謂女子のバレーボールのコーチの世界で低く構えましょう、丁寧にこう正面で取りましょうというところと真逆のアドバイスでした。 取り入れてみよう、ちょっと私に合わないからという個人差はあると思います。 技術に対する枠を広げる考え方もあるというところでは、チームに新しい変化をもたらしてくれました。 ――トランジションが凄くスムーズだと思ったが? 大久保:私の印象としてはディフェンスであまりエネルギーを使わなくなりました。 頑張って頑張ってと言うのではなくて、ディフェンスはまず落とさなきゃいいよね、古賀さんのエキスが入ったことにより、その次のトスあるいはトランジションでのアタックがスムーズになりよりスピーディーになったと感じています。