【360度画像】笹トンネルに願いを込めて 大阪・四天王寺で七夕のゆうべ
笹トンネルに願いを込めて 大阪・四天王寺 報告:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 音楽:GISO THEPAGE大阪
笹トンネルに大切な願いを込めて──。大阪市天王寺区の寺院「四天王寺」で6日、恒例の「七夕のゆうべ in 四天王寺」が始まり、初日から多くの人でにぎわいをみせた。
この七夕のゆうべでは、敷地内でひときわ輝く「笹トンネル」が名物となっている。天の川をイメージしたトンネルの天井には、色とりどりの3万球のLED照明が点灯し、それを囲むかのように笹400本が用意されている。 笹には多くの人が、短冊に願いをしたため、それを吊るす光景が絶えずみられ、長さ27メートルのトンネルは、輝きを見上げる人でにぎわいをみせた。
ライトアップされた五重塔や、参道にも七夕ならではの笹流しや吹き流しが風にそよぎ、浴衣姿の子どもらが露店で楽しむ姿も多くみられた。 同市天王寺区から家族で来たという30代の女性は「きょうは、家族が無事にすごせますようにと短冊に願いを込めました。いまこうして幸せに暮らせるだけでも本当に感謝です」と話す。 同市生野区から来た20代の女性は「毎年だんだん人が多くなってきたと思います。私も目標が叶うようにって願い事を書きました。地元でこうしたことをやってもらえるのはうれしい」などと話していた。また、同市中央区から来た50代の女性は「昨年は九州の親類が地震で被災し、きょうも豪雨のニュースで心を痛めています。親類や多くの方が無事にすごせますようにと願いを込めたいと思います」などと話していた。
この七夕のゆうべは8日まで開催され、笹トンネルは午前0時まで点灯。8日は午後8時で終了する。詳しい問い合わせは実行委員会(電・06・6775・1400)まで。