「石のオブジェ」まずは道端の石からお気に入りを探してみて【石井佳苗さんのインテリア名品】
右は“やたら編み”にした竹で石を包み込んだオブジェ。「ペーパーウェイトとして置いても、味わいある表情に。重量感のある石と軽やかな竹とのバランスがおもしろいですよね」(石井佳苗さん)。左は金工作家の宇都宮檀さんによるもので、石に真鍮をまとわせた作品。「オブジェとして眺めるほか、お茶会では茶針置きとしても使っています」(石井佳苗さん)
石井さんが少しずつ集めた石の数々。「旅先で拾ったり、人からいただいたり。つるんとした石は、握っているだけで心が落ち着きます」(石井佳苗さん)
Brand:HOW TO WRAP_ Japan, 2020
▶石に異素材を組み合わせて、新しい表情をたたえたオブジェたち 伝統的な結びの技法を凝らした〈WRAPPED STONE〉と立ち入りを遠慮してもらう意味で置かれる“関守石”を現代的にアレンジした〈TOMEISHI〉 石と革、自然素材をシンプルに組み合わせた姿に、不思議な力を感じる。左2つは、伝統的な結びの技法を凝らした〈WRAPPED STONE〉。右は、庭園や神社仏閣などで立ち入りを遠慮してもらう意味で置かれる“関守石”を現代的にアレンジした〈TOMEISHI〉。どちらも年月とともに石と革がなじみ、風合いを増していく。今秋、東京・新木場のCASICAにて開催される石井さんのポップアップショップでも取り扱い予定。ブランドの最新情報はInstagram(howtowrap_)にて。
Staff Credit 撮影/宮濱祐美子 取材・原文/福山雅美 こちらは2024年LEE6月号(5/7発売)「スタイリスト石井佳苗さんの「インテリア名品」」に掲載の記事です。 ──── 石井佳苗 Kanae Ishii インテリアスタイリスト 「カッシーナ・イクスシー」にて10年間勤務後、独立。雑誌や書籍、広告など多分野にわたる活躍で知られる。住まい作りの感覚を磨くヒントを綴った近著『Heima』(扶桑社)も好評。初心者にもわかりやすいオンラインレッスンも行っている。