準備万端1万2000発 27日夜、北國花火金沢大会
●被災地復興願い 金沢市大豆田本(まめだほん)町の犀川緑地周辺で27日夜に行われる「北國花火2024復興支援大会in金沢」(北國新聞社主催)の会場設営が同日朝から始まり、花火師が金沢の夜を彩る1万2千発の打ち上げに万全を期した。 強い日差しが照り付ける中、北陸火工(かほく市)の従業員らが花火玉や打ち上げ筒を持ち込み、設置に汗を流した。 大会は午後7時50分に始まり、能登半島地震で犠牲になった人への鎮魂と被災地復興の願いを込めた特製花火「白菊」を披露するほか、千連発の「おとこ川市民花火」などを打ち上げる。音楽と花火の共演も見どころとなる。終了は午後9時ごろの予定。 JR金沢駅金沢港口と県西部緑地公園の2カ所から会場に向かうシャトルバスを運行する。行きは午後5時半~7時半、帰りは花火終了~午後10時に随時運行する。運営協力金として往復700円(小学生以下無料)が必要となる。 会場周辺は午後6時半~10時、元車交差点-大豆田橋交差点、大豆田橋交差点-若宮大橋交差点間が車両通行止めとなり、入江、玉鉾、若宮神社前、南広岡町の各交差点で囲われた区域は関係車両以外の進入が禁止される。大豆田大橋は金沢駅へ向かう2車線のうち1車線が歩行者専用となる。 会場ではドローンの飛行を禁止する。電気や通信がない環境でも稼働するダイワ通信の防犯カメラが周辺警備に活用される。 ●金沢ケーブル生中継 大会の模様は金沢ケーブルが午後7時45分から終了まで、北國新聞ニュース・プラス(地デジ9ch)で生中継する。