横山アナが大阪・関西万博の「リング」大屋根に行ってみた 報道陣に初公開
大阪・関西万博の会場中央につくる「リング」と呼ばれる巨大な木製の大屋根が27日、報道陣に初めて公開されました。
リングは円周約2キロ、高さ最大20メートルの世界最大の木造建築物とされています。ただ、建設費が350億円にのぼり、国会では「無駄遣いだ」との批判を浴びていました。
この「リング」は京都・東山区にある清水寺の本堂「清水の舞台」のような、柱と柱の間に貫を通す日本伝統の軸組み「貫工法」が活用されているということです。 万博閉幕後は人工島・夢洲に残す案や、解体して木材を再利用する案が検討されています。
実際に”行ってみた”横山アナは・・・
「施工業者の方のこだわりがすごかったですね。当初はヨーロッパ産の木材を使用するつもりだったらしいのですが、せっかく世界の人に見てもらうならと、一部国産ひのきにきりかえたそうです。実際に大屋根『リング』の上に立ってみると、その壮大さは圧巻でした。350億円かけて造るという、その費用を考えても半年で取り壊してしまうのは『もったいないな』という思いにかられました」
ただ、関係者に聞いてみると「遺す」というのは、そう簡単な話ではないそうです。そもそもこの『リング』は仮設建設物として申請されていて、期間後に壊すことが前提でつくられているそうです。構造も半永久的に維持できるようにはできておらず、遺すのであればそのための補強工事や許可申請が必要になるとのこと。軽々に遺すとは言えないようです」 この模様は30日の「newsおかえり」でくわしくお伝えします。
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