方言しゃべるATM!? 取引終了後に「だんだん、またきてごしないよー」 島根県、鳥取県のコンビニなどに設置
ATMの運営管理業務を手がけるイーネット(東京都)が、山陰合同銀行(松江市魚町)と提携し、山陰両県のコンビニなどに設置するATMでご当地方言による音声案内サービスを始めた。カード挿入時や取引終了時に各地域特有の言葉で伝言し、利用者に地域の魅力を発信する。 【人気ラッパーボイス】「ラップ x 安来節」の自動販売機 島根県安来市
対象は、イーネットが設置して山陰合同銀が管理しているATMで、島根県東部と鳥取県内にあるファミリーマートやポプラなどにある計120台。 音声は計6種類で、カード挿入時は「おえでました、ね」(島根県)、取引終了後は「だんだん、またきてごしないよー」(鳥取県中西部)などと案内する。ATM上部に設けたデジタルサイネージでは、出雲大社や大山、鳥取砂丘の写真とともに方言を紹介する動画を5分おきに放映する。 イーネットは2012年、ご当地方言に対応したATM事業を全国で開始し、山陰両県を含めて16府県で展開する。同社経営企画部の中村恭子担当部長は「地元の方々や観光客に親しみを持ってもらえるATMにしたい」と話した。