「タモンズは終わりや」から5年…再起誓ったネタでTHE SECONDファイナル進出「今が一番“漫才”してる」
「今からでも遅くねぇって!」楽屋でのドラマ
ーーーそんな中、一時はトリオに体制変更することも選択肢に入っていたと聞きました 大波:選択肢に入ってたというか、僕はもう「タモンズは終わりや」って思ってました。2019年ですかね。自分には自信があったので、お笑いはやめる気はなかったんです。だからやめる(解散する)かトリオになるか選んでくれ、って安部さんに言いました。 ーーー安部さんはどう受け止めましたか 安部:そうですね…もう二人でやるっていう選択肢がなかったですから。大波がもう1人の奴と連絡を取った上で「あいつ入れることになったけど、いい?嫌やったらもうこの話はなしでええねんけど、タモンズとしてはもうないから」って感じやったんで。「まぁそうなんかなぁ…じゃあしょうがないか…」って感じですかね。結果も出てないし、(提案を)のむしかなかった。色んな関係者にはもう「トリオになります」って報告を終えてたんで、本当に実現するギリギリまで行ってました。 ーーーそこから踏みとどまったんですね 安部:「今日、劇場の支配人に正式にコンビになることを報告しよう」と決めていた寄席の日がありました。「タモンズとして今日が最後になるな」という。 その日僕がちょっと早く楽屋にいたら、(先輩コンビ「囲碁将棋」の)根建さんがいて。「どう?トリオの話進んでる?トリオ名決まったの?」みたいに聞かれました。もうトリオ名も決めました~なんて話してた時に、僕が「いやあ、でも本当は二人で売れたかったですけどね」ってポロッと言ったんです。そしたらそれがきっかけで、根建さんが「今からでも遅くねぇって!」って熱く止めてくれて。ほんま青春ドラマみたいに。ずっと言うのを我慢してくれてたんでしょうね。「色んな人に報告しちゃったかもしれないけど、そんなの覆しゃいいよ!」と、二人で活動を続けるように説得してくれたんです。 大波:で僕が舞台袖で出番待ってたら、安部さんに肩ポンポンって叩かれて。「もっかい二人でやりたいんやけど…」って言われたんです。結局トリオの話は無しになりました。 ーーーもし楽屋で根建さんに止められていなかったら、トリオになっていた? 安部:そうですね。今頃トリオになってたでしょうね ーーー今回、THE SECONDでこういう結果になったことを考えると、お二人で続けられていて良かったですね 大波:そうですね。トリオやってたらまた解散してたかも分かんないですし。 安部:まぁ(メンバーに)入るって言ってくれてた同期も面白い奴なんで、良い化学反応が起きてキングオブコントとかで結果出てたのかもしれないですけど。 大波:こればっかりは分かんないですね。