西武・武内が語った母への感謝 人一倍大きな弁当で恵まれた体になれた 期待に応えたい思いが原動力に
◇パ・リーグ 西武2―1楽天(2024年5月11日 ベルーナD) お母さん、いつもありがとう。12日は母の日。この日3勝目を挙げた西武のドラフト1位左腕・武内は母・由利江さんへ、思い出や感謝の気持ちを語った。 とにかく心配性で、どんな時も気にかけてくれる優しいお母さん。小学生の時はいつも試合を見に来てくれていました。結果が出ない時はいつもお父さんに怒られていたけど「次は頑張ってね」といつも励ましてくれて、期待に応えたい思いが原動力になっていました。 最初に買ってもらったグラブは宝物です。野球を始めた小学3年生の時、上原浩治さんモデルのグラブをプレゼントしてもらったことを覚えています。凄くうれしかったし、やる気に満ちあふれました。学校から家に帰れば、壁当てを見守ってくれたり、バドミントンの羽根を投げて打撃練習を手伝ってくれたり、僕のために時間を割いてくれました。ポケモンが大好きで、よく映画を見につれていってくれました。ポケモンゲームを買ってもらって夢中になっていると、「勉強もしなさい」と怒られたこともありましたね。 プロで戦える体になったのもお母さんのおかげです。幼稚園時から小学校低学年までは、午後8時半に就寝することが習慣でした。たくさん寝たこともそうだし、高校の時は人一倍大きなお弁当箱を準備してくれました。友達からは“お弁当の量やばいね”と驚かれるくらい大きかったけど、一回も残すことなく食べました。特に唐揚げが大好きでした。家に帰ってもご飯の量が凄くて、食べるのに凄く時間がかかっていました。「朝が一番大事」と言われ、朝からてんこ盛りの白米を食べていたおかげで、恵まれた体になれた。たくさんご飯を作ってくれてありがとう。 プロ入り後は、まだ球場に試合を見に来られていないので、いつかはお母さんの目の前で勝利を見せたいです。試合後には、いつも連絡をくれて力になっています。テレビの前でも応援は届いているし、力になっています。まずはプロ初勝利を挙げられたけど、ここからがスタート。これからも結果で恩返ししたい気持ちが強いし、心配をかけないように頑張っていきます。(埼玉西武ライオンズ投手)