「課長」から「部長」へ昇進する人は何%?それぞれの「平均年収」の差はどれくらい?
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 表1より、男女それぞれで約100万円年収に差があることが分かります。しかし、この年収にはボーナスや手当は含まれていないため、もう少し年収は上がると考えられます。
部長になるために求められるスキル
課長から部長へ昇進して、年収を上げたいという方もいるでしょう。部長になるためには、業種への理解といった専門的なスキルに加えて、組織を動かすために以下のようなスキルが求められる傾向にあります。 ●視座を高く持ち、メンバーに対し目標達成までの道筋が示せる ●人材育成を行い、働きやすい環境が作れる ●リスクやトラブルへの対処が適切である ●物事の本質を見極め、計画が立てられる 年収は高くなりますが、それだけ大きな責任がある役職です。もし部長まで昇進したいと考える方は経験を重ねるとともに、以上のようなスキルも磨いていきましょう。
課長から部長になれる人の割合は3割ほどで、平均年収の差は約100万円
課長から部長になる割合は少なく、昇進率は3割以下という会社がほとんどでした。そのため、課長から部長になりたくてもなれない人も一定数いるでしょう。昇進ができれば、男女ともに年収が100万円ほど上がるため魅力的に感じる方も多いかもしれません。 しかし、部長は会社の経営戦略や方針に大きくかかわる、責任の重い仕事でもあります。適性や培った経験も選出の基準となるようです。 もし今後部長になりたいという方は、お勤めの会社の部長の動きを参考にしたり、話を聞いてみたりすることもよいかもしれません。まずは、現在の役職で成果につなげ、役職を上げていくことで着実に部長に近づけるでしょう。 出典 株式会社パーソル総合研究所 管理職の異動配置に関する実態調査(2022年) 厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(7)役職別にみた賃金 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部