復興へ熱気球ふわり、笑顔あふれ 能登被災地で子どもたち搭乗
能登半島地震の被災地の子どもたちに笑顔になってもらおうと、石川県七尾市の能登島の海に面した公園で8日、熱気球の搭乗体験イベントが開かれた。快晴の下、親子らがバスケットに乗り込み、約15メートルの高さまでゆっくりと上昇、2分ほど能登の自然豊かな眺めを楽しんだ。 地震で自宅が一時断水したという七尾市の小学2年高田さくらさん(7)は「海や島が見えて、いい景色だった」と大喜び。この日は被災者ら約200人が無料で搭乗した。 企画した気球イベント会社「クレオ21」(静岡市)の取締役杉山肇さん(53)は「天気に恵まれ、みんなが笑顔になってくれたのでうれしい」と語った。9日も開催される。