イラク国防省、エアバスヘリH225Mを12機発注 25年からMi-17後継
エアバス・ヘリコプターズは、イラク国防省から大型多用途ヘリコプターH225Mを12機受注した。2025年から引き渡される見通し。 【写真】大型輸送機ベルーガで神戸へ空輸された海上保安庁のH225 対テロ作戦や特殊作戦、戦術的兵員輸送、攻撃、地上火力支援、MEDEVAC、戦闘捜索救助など幅広い任務のために、従来のミルMi-17を置き換える。イラクはすでに、H125、H135、H145ファミリーを導入している。 H225Mは、戦闘状況や危機的状況下で、信頼性と耐久性を実証。H225Mは現在、新型の電子機器、強化されたメインギアボックス、空中通信システムを搭載し、HForce兵器システムを装備できる。最大離陸重量は160キログラム増の1万1160キログラムとなっている。 H225ファミリーは世界で350機以上運用されており、合計飛行時間は88万時間以上。軍用機としては、フランス、マレーシア、インドネシア、タイ、シンガポール、メキシコ、クウェート、ブラジル、ハンガリーが採用している。
Tadayuki YOSHIKAWA