【広島】松田元オーナー、渡辺恒雄氏の飼い鳥が肩にフンを…「渡辺さんが紙で取ってくれた。いい思い出だよ」
広島の松田元オーナー(73)が19日、広島市のマツダスタジアムで取材に応じ「ショック。いつまでも元気な人だと思っていた。それこそ、巨人の巨人。スーパースターみたいな人だった」と、驚きを隠さなかった。 96年から約8年間、巨人のオーナーを務めた渡辺氏に対し、自身は85年からオーナー代行、02年からオーナーを務める。先代の父・耕平氏が渡辺氏と親しかったことで気にかけてもらっていたという。09年に開場したマツダスタジアムの建設前に報告に訪れた時のこと。部屋を飛び回っていた渡辺氏の飼い鳥が、肩にフンをしたという。「それを渡辺さんが紙で取ってくれた。いい思い出だよ」と、懐かしんだ。 その際、部屋でボロボロになるまで読み込まれた野球協約を見つけた。「付箋が何枚も貼られ、赤鉛筆で線を引いて。巨人愛と同時に、球界全体の繁栄を考えていた。オーナー会議の時に葉巻を吸っていて、それが格好良かった。自分も吸おうかと思ったぐらい」と、思い出は尽きなかった。(畑中 祐司)
報知新聞社