特殊詐欺や「闇バイト」被害防止へ、東京・墨田区×J:COM すみだ・台東×警察署が強力スクラム!安全安心な地域社会の実現へ連携強化
特殊詐欺や闇バイト絡みの強盗事件等による被害防止のため、東京・墨田区が18日、地域ケーブルテレビ局「J:COM すみだ・台東」と連携、注意喚起を強化することになった。本所警察署と向島警察署と連名で同局に対し「特殊詐欺等の被害防止活動に関する協力依頼書」を交付。区内の詐欺等による被害者ゼロを目指し、安心安全なまちづくりを推進する。 墨田区は単身高齢者が2万3000人超で、高齢者を中心に特殊詐欺被害の拡大が懸念されている。日本郵便の本所と向島の両郵便局とは「墨田区ながら見守り活動に関する協定」を締結するなど、民間事業者と連携して様々な防犯対策を講じてきており、「J:COM すみだ・台東」とも一緒になって特殊詐欺等の犯罪被害防止活動を強化していくことになった。 山本亨区長はこの日の交付式で「地域に密着した情報メディアの協力は意義深く大変心強く、百人力。すみだから被害に遭われる方を1人でもなくし、撲滅していく」と説明。具体的には、被害防止チラシやステッカーの制作・配布、高齢者宅等の立ち寄り時に注意喚起や、防犯カメラ設置の斡旋、防犯キャンペーンなどの実施を求めていく。 株式会社ジェイコム東京すみだ・台東局(J:COM すみだ・台東)の丸山勤局長は「特殊詐欺被害という深刻な問題に対して、墨田区、本所警察署、向島警察署とともに立ち向かい、地域全体の防犯意識を高め、地域の皆様が安心して暮らせるよう努めてまいります」とコメント。交付式の後にはさっそく、墨田区役所1階で山本区長や本所署・柴田正署長、向島署・北川雅俊署長らとともに、来庁者に被害防止チラシを配布するなど、防犯キャンペーンを行った。
報知新聞社