松井裕樹 PS初登板に「かなり前のめり過ぎた」日頃のダルビッシュの授業に感謝「勉強になることが多い」
◇ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 パドレス0-8ドジャース(2024年10月9日 サンディエゴ) 【写真あり】「心の底から誇りに…」松井裕樹と妻・石橋杏奈の家族ショット パドレスの松井裕樹投手(28)が9日(日本時間10日)、本拠で行われたドジャースとの地区シリーズ第4戦で9回から7番手で登板。メジャー1年目で初めてポストシーズンのマウンドに立った。チームは0―8で完敗し、ドジャースに2勝2敗の五分に持ち込まれた。第5戦は移動日を挟み、11日(同12日)にドジャースタジアムで開催される。 松井はブレーブスとのワイルドカードシリーズ、地区シリーズ第3戦までは出番がなく、ブルペン待機が続いていた。0―8と大差がついた展開でのマウンドとなったが、先頭のマンシーは見逃し三振、続くスミスを右飛に抑えた。2死からエドマンに左前打を許したが、ラックスを捕邪飛に打ち取り、無失点でしのいだ。 試合後、松井はPS初登板について「展開も展開だったので。まあ、とりあえず投げて帰ってきた、みたいな感じです」と苦笑い。登板内容については「久しぶりだったので、かなり前のめり過ぎた。真っすぐの動きとかも良くなかったんですけど、まあゼロだったので、とりあえず良かったです」と振り返った。 登板後にダルビッシュからかけられた言葉について聞かれると「言えないこともある」としつつ「“とりあえず無事に帰ってきて良かったな。ゼロで良かったな。お疲れ様”って言ってもらいました」と明かした。 2勝2敗でドジャースタジアムへ乗り込むことについては「LAが凄い雰囲気になると思う。いろんなものを感じながら過ごせればいいと思います」と意気込んだ。第5戦の先発がダルビッシュと山本由伸が投げ合う可能性もあり「多分(先発が)日本人同士ですよね?すごいなあ。勝ちたいです」と言葉に力を込めた。 ダルビッシュに期待することを問われると「もう僕なんかがそんな。恐れ多いです」と恐縮。その上で「こういうプランでって試合に臨むにあたってこういうふうにしようと思っているっていう取り組みを聞いたりした。その試合を迎えて、実際こうだったというところまで話を聞けるので、凄くピッチャーとして勉強になることが多い。ダルさんの攻め方だったりだとか、技術だったりをこの最高峰の第5戦で見られるのが、僕自身凄く楽しみです」と普段のやり取りを明かした。