引越し&過酷企画は“飛躍”の前兆? コムドットらグループYouTuberの事例から考える
グループYouTuberの「ESPOIR TRIBE-エスポワール•トライブ-」が新居を公開、チャンネルが第3章に突入した。 【写真】豪華すぎる内装に「やばくない?」 コムドットの“5億円超の新事務所” 「ESPOIR TRIBE-エスポワール•トライブ-」(以降、エスポ)は、2018年に石川県で活動を開始、2024年5月で活動丸6年を迎えたYouTuberグループ。活動当初から現在まで身体を張った企画で人気を獲得、今ではチャンネル登録者数143万人を記録する動画クリエイターだが、最近新たなフェーズに突入し、ファンから激励コメントが寄せられている(6月9日時点)。 2024年6月2日に投稿した動画では、エスポの活動拠点となる新居を初公開。新しくなった撮影部屋やスタッフ含め全員でのミーティングができそうな広々としたリビングとキッチンに加え、これからメンバーたちによって魔改造される客室間などが紹介されている。今回の新居にはリーダー・けーすけが実際に住むため、けーすけの自室も。以前に比べグレードアップされた活動拠点に初めて訪れたメンバーたちからは、「大物YouTuberっぽい家」などと終始笑顔が溢れていた。 この新居紹介動画が投稿される前日には、引っ越しすることを動画を通して報告していたエスポ。石川から上京後、3年以上メンバーたちが過ごした家で撮影された報告動画では、引っ越しの理由に言及している。ここ1、2年で撮影や編集、買い出し、運転手を担う裏方メンバーが増えた同チャンネルは、現在メンバーと裏方スタッフ、マネージャー陣を合わせると総勢10名以上という大所帯に成長。一方、これまでの家では全員が顔を合わせてミーティングするための十分なスペースがなかったことが、引っ越しの主な理由と説明している。 新居公開後の翌日には、4人目の裏方として加入した新メンバーを初お披露目。はんくんが「まさか4人も雇えるとは思ってなかった」というほど大きな飛躍を遂げたエスポだが、その背景にはYouTube動画の長尺化が関係しているという。エスポが活動を開始した当時は5分程度のコンテンツが主流だったのに対し、現在は30分から40分ほどに尺が変化。動画の長尺化と企画の規模が大きくなってきていることから、スタッフを増員することにしたと述べている。 今回エスポに加入したのは、メンバーたちが石川で活動していた当時から親交があるゴーシャック。実はゴーシャックはYouTuber歴約4年という経歴があり、即戦力として活躍できるとのこと。さらにメンバー全員とも関係が良好のため、ひろとからは「これ以上ない裏方」という発言が出るほど、すでにメンバーたちとの信頼関係がしっかり構築されている人物であるようだ。ゴーシャックの加入に視聴者から登録者数150万人に向け激励の声が殺到しているが、引っ越しや過酷企画、スタッフ増員からはエスポの飛躍への覚悟が感じられる。 引っ越しや過酷企画、裏方メンバーの増員をもって新しいフェーズに突入したエスポだが、第3章のスタートは5人で博多~東京間の1000キロを自転車で縦断するという超過酷企画だった。実は引っ越しと過酷企画から活動フェーズが変わるというのは、5月29日にメジャーデビューを果たしたコムドットと同じだったのだ。 コムドットは5月9日に5億円超の新事務所を紹介する動画を投稿すると、その後はひゅうがとあむぎりが100キロマラソンに挑戦、ゆうたとゆうまがバスケットで529本のシュートを決める企画に挑戦している。リーダー・やまとはいうと、自身の「3大NG」のひとつであるバンジージャンプを飛ぶなど、CDヒット祈願としてメンバー全員が過酷なチャレンジに挑んだのだった。 投稿の順序は違うものの、引っ越しと過酷企画をもって次なるフェーズを迎えたことについては、エスポのけーすけが「計画していたものがすべてコムドットと一緒だった」と発言。まさかのかぶりにはファンたちも「コムドットと偶然似た企画を動画にしてたの聞いて凄い」「仲良すぎ」と驚きを隠せなかった。過酷企画と引越しをもって新たな段階へと進んだエスポとコムドット。YouTuberたちが過酷企画と引越しを一連の流れで投稿するときは、彼ら・彼女らが新たなステップに進む、覚悟の表れといえそうだ。
せきぐちゆみ