ガザ30回空爆、80人超死亡 イスラエル停戦交渉再開へ
【エルサレム共同】イスラム組織ハマスの掃討作戦を続けるイスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザ各地を攻撃し、パレスチナ通信によると、民間人ら80人以上が死亡した。24時間で30回を超える空爆を実施したとみられる。一方、停滞するガザ停戦交渉を巡り、イスラエル首相府は、対外特務機関モサドや軍などからなる代表団が交渉を再開することをネタニヤフ首相が承認したと発表した。 イスラエルメディアによると代表団は3日に仲介国カタールを訪れる。トランプ次期米大統領の就任前に交渉が前進するかどうかが注目される。 イスラエル軍の空爆は2日夜も続き、北部ガザ市では民家が空爆され、4人が死亡したほか、報道カメラマンも死亡した。ガザ保健当局によると戦闘開始後のガザ側死者は4万5500人以上。 また、初の公式外国訪問としてサウジアラビア入りしたシリア暫定政府のシェイバニ外相とアブカスラ国防相は2日、首都リヤドでハリド国防相やファイサル外相と会談し、移行期の政治行程の支援策を話し合った。