「縦型洗濯機」VS「ドラム式洗濯乾燥機」! 電気代がお得なのはどっち?
日本では、縦型洗濯機やドラム式洗濯乾燥機などの洗濯機が人気です。どちらの洗濯機も乾燥機能を使用した場合は、電気代が高くなる場合があります。洗濯機は、比較的長年使用できる傾向にあるため、ランニングコストについてもよく考えておきたいところです。そこで、本記事では縦型洗濯機とドラム式洗濯乾燥機の電気代の目安について解説します。
縦型洗濯機とドラム式洗濯乾燥機の電気代はいくら?
洗濯機の電気代は、「消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」計算できます。料金単価は、電力会社によって異なりますが、ここでは公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価の31円/kWh(税込み)を使用します。 大手家電メーカーの洗濯機(2023年製造、洗濯容量10kg)を調査したところ、定格洗濯時の消費電力量は、縦型洗濯機が約60Wh、ドラム式洗濯乾燥機が約70Whでした。 この数値をもとにして計算すると1時間あたりの電気代は、縦型洗濯機が約1.86円、ドラム式洗濯乾燥機が約2.17円となります。同じ容量の洗濯機であれば、電気代はドラム式洗濯乾燥機よりも縦型洗濯機のほうが少しだけお得です。 洗濯の回数によっても電気代は変わります。洗濯の回数が多くなると洗濯機の稼働時間が増えるため、電気代も高くなりがちです。以下では、週3回ペースで洗濯した場合の縦型洗濯機とドラム式洗濯乾燥機の電気代の目安を紹介します。 ・縦型洗濯機 縦型洗濯機を1回1時間、週3回ペースで使用すると、1ヶ月間(4週間で計算)で約22.32円(1.86円×12日)の電気代がかかります。年間の電気代は、約267.84円(22.32円×12ヶ月)です。 ・ドラム式洗濯乾燥機 縦型洗濯機を1回1時間、週3回ペースで使用すると、1ヶ月間で約26.04円(2.17円×12日)の電気代がかかります。年間の電気代は、約312.48円(26.04円×12ヶ月)です。