「縦型洗濯機」VS「ドラム式洗濯乾燥機」! 電気代がお得なのはどっち?
乾燥機能を使った場合の電気代の目安
ドラム式洗濯乾燥機には、乾燥機能がついているものもあります。ヒートポンプ式乾燥のドラム式洗濯乾燥機は、約60度の低温で乾かす仕組みとなっており、衣類の傷みや縮みが少なかったり、電気代も低めで会ったりする点がメリットです。 縦型洗濯機にも乾燥機能を搭載した製品がありますが、ヒーター式乾燥が多い傾向といえます。ヒーター式乾燥は、ヒーターで熱した風で洗濯物を乾燥させる仕組みとなっているため、電気代が高くなりやすいことがデメリットです。 大手家電メーカーにおける洗濯機(2023年製造、洗濯容量10kg)の定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)の消費電力は、縦型洗濯機が約2290Wh、ドラム式洗濯乾燥機が約1980Whです。1時間あたりの電気代は、縦型洗濯機が約70.99円、ドラム式洗濯乾燥機が約61.38円となります。 ・縦型洗濯機 縦型洗濯機の乾燥機能を1回1時間、週3回ペースで使用すると、1ヶ月間で約851.88円(70.99円×12日)の電気代がかかります。年間の電気代は、約1万222.56円(851.88円×12ヶ月)です。 ・ドラム式洗濯乾燥機 縦型洗濯機の乾燥機能を1回1時間、週3回ペース使用すると、1ヶ月間で約736.56円(61.38円×12日)の電気代がかかります。年間の電気代は、約8838.72円(736.56円×12ヶ月)です。
洗濯と乾燥の両方を使用した場合の電気代
洗濯と乾燥機能の両方を使用した場合の電気代は、以下のとおりです。 ・縦型洗濯機 洗濯1回あたりの電気代は、約72.85円(1.86円+70.99円)です。1ヶ月間では約874.2円(72.85円×12日)、年間では約1万409.4円(874.2円×12ヶ月)になります。 ・ドラム式洗濯乾燥機 洗濯1回あたりの電気代は、約63.55円(2.17円+61.38円)です。1ヶ月間では約762.6円(63.55円×12日)、年間では約9151.2円(762.6円×12ヶ月)になります。
乾燥機能を使うと縦型洗濯機は電気代が高くなりやすい!
洗濯のみであれば、縦型洗濯機とドラム式洗濯乾燥機のどちらを使用しても電気代は、月に20円程度しかかかりません。ただし、乾燥機能を使った場合は電気代が一気に高くなります。 特に、ヒーター式乾燥の縦型洗濯機は電気代が高くやりやすい傾向です。ヒートポンプ式乾燥のドラム式洗濯乾燥機は、電気代が安めですが本体価格が高いのがデメリットといえます。これらの点を考慮して、自分にとってお得なほうを選ぶとよいでしょう。 出典 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部