【独自】ブレイキン日本一 18歳・ISSIN新たな門出に決意 「ブレイクダンスシーンの伝説になりたい」 パリ五輪出場目指し5月から予選シリーズに臨む
2024年パリ五輪新競技ダンススポーツ・ブレイキンの日本代表候補・ISSIN選手(菱川一心)が1日、3年間通った岡山市立岡山後楽館高校で卒業式を迎え、将来の目標を日本テレビのカメラに語りました。 【画像】パリ五輪日本代表・Shigekix選手 ISSIN選手は2月に行われた全日本ブレイキン選手権でパリ五輪内定のShigekix選手(半井重幸)など日本の強豪選手を撃破し初の日本一に。18歳にして、五輪新競技の第一線で活躍するダンサーです。
ブレイキン日本一になったことについて同級生から「本当に日本一になったの?」と冗談交じりに言われたというISSIN選手。その高校生活は「(高校の友人は)『ダンサーのISSIN』ではなくて高校3年生の菱川一心として接してくれるので気持ちがすごく楽で。だから友人と過ごした後は『よし、ダンス頑張ろう』と思える時が多かったので、(気持ちの面で)すごく助けられた」と心のより所だったと振り返ります。 ブレイキンがパリ五輪の新競技として正式採用されたのは2020年12月。「自分が世界の選手と戦うようになったのはほんの1年前の話で、(新競技採用の時は)『絶対に五輪に行きたい』と思いながらもすごくレベルが高くて自分が戦える土俵にいるのかな?という気持ちがあった」とISSIN選手。 それでも「五輪までの期間があれば、自分はいける」と自信があったといいます。その言葉通り、22年から2年連続でブレイキン世界最高峰の大会「Red Bull BC One」でベスト4。昨年12月に香港で行われた五輪予選「WDSFワールドシリーズ」では自身初の世界タイトルを獲得するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで世界の第一線で活躍するまでに上り詰めました。 「ブレイクダンスシーンの伝説になりたい。僕がダンスをしなくなっても何十年先のBボーイ・Bガールが見るようなダンサーになりたい」と力強く将来の目標を語ったISSIN選手。その布石となる五輪出場へ、5月からの五輪予選シリーズに臨みます。