【マーメイドS・生情報】前日も実戦前に調教騎乗 〝若武者〟西塚洸二&3連勝中ホールネスが台風の目に!
[GⅢマーメイドステークス=2024年6月16日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝内2000メートル] デビュー3年目の若武者、西塚洸二(20=栗東・フリー)とともに初の重賞に挑むホールネス(牝4・藤原)。初出走から一貫してコンビを組む人馬は、ここまで4戦3勝。まだ底を見せていない強みで、マーメイドSでも台風の目となるか注目が集まる。 12日の最終追いではその西塚が騎乗して、栗東芝5ハロン68・3ー11・4秒とシャープな動き。藤原調教師も「悪くない。だいぶしっかりしたんちゃうかな」。体質の弱さから初出走(未勝利2着)が3歳4月とデビューこそ遅れたが、2戦目で勝ち上がるとそこから一気の3連勝。ここにきての成長に確かな手応えをつかんでいる。 現在、藤原厩舎を拠点に活動する西塚の良さについては「英語がしゃべれるところ」と冗談交じりに話しつつも、こと勝負に関しては「勝ちに行くしかないやろ」。今年22勝を挙げる活躍でキャリアハイを更新中の20歳にゲキを飛ばした。 決戦前日となる15日は、京都競馬場での騎乗前に駆け付けた西塚を背に最終調整。栗東坂路で軽めのメニューを消化した(4ハロン61・7ー14・2秒)。鞍上は「追い切ったあとも、すごく順調にきています。今日もいい動きでしたし、状態は良さそう。枠(3枠6番)もいいですし、頑張りたいです」と意気込んだ。 荒れるハンデ重賞として有名な当レースだが、過去の勝ち馬にはイクイノックスの母シャトーブランシュ(15年)の名も…。初重賞、格上挑戦の壁を乗り越え、人馬とも今後のさらなる飛躍につなげてみせる。
東スポ競馬編集部