参院政倫審で自民・衛藤晟一氏「1回だけで不記載ではなく『誤記載』だった」
参院政治倫理審査会は23日、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、収支報告書に不記載のあった自民の衛藤晟一参院議員の審査を公開で実施した。これで、今国会で予定されていた衆参両院議員計20人の弁明聴取が終了した。 【図表】派閥パーティ収入を巡る政治資金収支報告書の不記載問題
衛藤氏は「問題は2022年のみの1回だけで『不記載』ではなく『誤記載』だった」などと釈明し、不記載分の80万円は党本部に寄付する考えも示した。
衛藤氏は、所属していた旧二階派と自身のパーティー券の販売時期が重なり、同じ口座で管理していた派閥パーティーの売り上げ分を誤って自身の収支報告書に記載したとした。旧二階派に返金を申し入れたが、断られたとも主張した。
参院政倫審では、不記載があった残りの22人についても公開で審査を行う予定だ。うち4人は閉会中の25日に弁明に臨み、残りは年明け以降となる見通しだ。