スイスGDP、第3四半期速報は0.2%増に鈍化 利下げ後押しへ
[15日 ロイター] - スイス政府は15日、第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が速報値で前期比0.2%だったと発表した。サービス部門が拡大した一方、工業部門が低迷し、第2・四半期の0.5%から鈍化した。 キャピタル・エコノミクスのアドリアン・プレッテジョン氏は「驚くほど鈍化した。スイス中央銀行による利下げ計画をさらに後押しするだろう」と述べた。 また、今回の数値は長期平均の四半期成長率0.4%を下回った。 GDP統計の改定値は29日に発表される。 スイス経済は欧州内で比較的強靭性があるものの、最近は外需の低迷に苦しんでいる。 公式データで第3・四半期の輸出を見ると、スイスにとって最大市場であるユーロ圏が前期比4.5%減、北米が15%減だった。